会社選びと各社の特徴

会社選び

学生ローンを借りる上で、どの会社に申し込むか、悩ましいところだろう。
金利で選ぶのか、2chなどの評判を頼りにするのか、一番良い方法は実際に借りていいる人に聞く事が望ましいだろうが、なかなか身の回りにそういう人がいない場合もあるだろう。

●金利で選ぶ
金利で選ぶなら実質年率16.80%と学生ローンでは最も低金利となるアミーゴ系列になる。
アミーゴ系列には、キャンパスやイーキャンパスを含めた3社が同系列店だ。
同系列なので、当然金利や返済方法は全く同じである。
一つだけ違う点は、商品が若干異なる点がある事だ。
キャンパスはいわゆる学生ローン専門店ではなく、一般の社会人も受け付けている。
また、最大の特徴はキャンパス特有の「レディースローン」だろう。
女学生限定で実質年率15.80%という破格の低金利商品である。
女性はこちらを使わない手はないだろう。

●サービスで選ぶ
サービスといっても様ざまなものがあるので、金利を優遇する商品とは切り分けて紹介したい。

★ATMの設置★
学生ローンで唯一ATMを設置しているのがカレッヂである。
金利は実質年率17.0%とあのアミーゴやイーキャンパスなどと比較してもほとんど変わらない利率だ。
ATMのカード発行は無料で、もちろん年会費等の費用は一切かからない。
難点は高田馬場にしかなく、地方在住者にとっては無用の長物という事である。
ただ、年中無休で使えることや、朝7時~夜11時まで使えるので、高田馬場近郊在住者にとっては大変便利なものである。

★WEB照会★
日中、仕事や学校の関係で、なかなか学生ローンに電話ができないという人も多いだろう。
学生ローンでの残高照会は、基本電話連絡となるので、インターネットで夜間でも関係なく残高照会ができるサービスは結構便利である。
学生ローンで唯一このサービスを取り入れているのが、池袋にある友林堂だ。
他の学生ローンでなぜWEB照会を取り入れないのか不思議なところだが、おそらくセキュリティネックによるものと推測される。
昨今、年金機構の情報流出問題や、ベネッセの大量個人情報漏れ等が話題となった。
しかし、こういった問題もセキュリティさえしっかりとやれば、利用者に与える利便性は捨てがたいものである。
利用者にとってはふとした時に残高や利用限度額等は最も気になるところであり、いつでもどこでも残高照会ができるという点は、非常に大きいメリットだ。
技術的な問題はさほど難しいとは思えないので、おそらく他社はセキュリティ面で導入に踏み切れないのだろう。
いずれ他社も追従する可能性は十分あるものと思われるが。

●顧客対応
どの世界でも共通するサービスとして、顧客対応は欠かす事はできないだろう。
顧客対応はビジネス社会においてはもはや常識で、今さらとやかく言う問題ではない。
しかし、学生ローンでは意外とこれができていないところが多いように思うのだ。
社員教育の問題なのか、各々の問題なのか定かではないが、学生ローンにおける大きな課題といえる事は間違いない。
顧客対応は社員教育はもちろん重要なのだが、各々の個性というか性格が大きく反映するものである。
男性・女性でもまた違ってくるものだ。

そんな中、あくまでも筆者個人的な感想としては、カレッヂが最も社員一人ひとりの質が良いように思える。
もちろん、同じ会社でも対応する者によって落差は大きい。
ようするに個人の問題なのである。
現代の若者を昔のスタイルで教育する事の難しさは、年配のサラリーマンは痛いほど通関しているのではないだろうか?
社員教育にも限界があるのである。
個々のレベルが低ければ限界があるし、いちいち教えなくてもできる人はできてしまうものなのだ。
こと、接客態度に関しては、ベテラン社員よりも新人社員の方がうまかったりする場合がある。
これは「個」の問題なのだ。
サッカーの本田選手が、よく「個」の問題を口にするが、これはまさしく的を得ている発言で、いくら有能な監督やコーチがいても選手に才能がなければどうにもならない。
残念ながら、接客対応ばかりは、学生ローン各社の「個」を見極めるしかないだろう。
そして、より優れた人材を確保している学生ローンを見極めるしかない。